ディクテーション(書き取り)という学習方法を聞いた人は多いでしょう。また、その意味を知っている人も多いでしょう。しかし、同時に「昔の古めかしい学習方法なので信用できない」と不信感を抱く人も多いかもしれません。昔からある学習方法であることは事実ですが、古めかしいとか、信用できないと結論付けるのは誤りです。 ここで採用したディクテーションは従来の方法とはまったく異なり、新しい発想に基づく、きわめて科学的な手法を用いています。その理由を簡単に説明しましょう。 英語クラスで用いられるディクテーションというと、普通、先生が英語を読んで生徒がこれをノートに書き写すという作業のことを指します。これに対して、ここでのディクテーションは毎日アメリカから放送される VOAニュースのディクテーションです。しかもVOAには、質は落とさないが英語はやさしく、スピードも緩やかな学習者にはうってつけの英語放送があります。Special Englishによる放送がそれです。スピードが緩やかということはディクテーションがしやすいという意味であることに注目してください。この VOA番組は英語教材ではないので、普通の教材に見られるような英語の不自然さはまったくありません。Special English番組の対象者はニュース番組を聞く普通の聴取者です。ただこれらの人々はまだ普通の英語放送を聞く英語レベルには達していません。しかしその数は膨大なものです。これらの人々を対象として、アメリカをよりよく理解してもらいたいというアメリカ政府の強い要望に基づいて作られているのがこの番組です。教材臭さのない教材、しかも毎日放送され、日常生活に密着している。まさに理想的な生きた教材と言うことができます。このプログラムの第 1の特色は、インターネットを通じて、あらゆる人々がこの学習システムを利用することができることです。VOAニュースへのアクセス、自動採点システムの利用による学習者との相互作用はグローバルで多角的な広がりへの第一歩と言えます。第 2の特色は、同じニュース教材を使いながら、全体が学習目的に応じて3種類の学習レベルに分類されていることです。これにより、英語ニュース教材を難易度別に、段階的に、また言語形式としての英語と言語内容としてのニュースの構造という二面から学習することが可能になりました。
第4の特色は、ある一定期間の学習をした後で、その学習成果を知りたいと思ったときには、4回分の過去の評価を入力することにより、その時点における自分の英語運用能力レベルを知ることができることです。また同時に、その英語運用能力レベルに基づいて、次のどのステージの学習をしたらいいのか、その選択についての示唆も呈示されます。
|
[TOP}